2017/2/5 ギャップ
色んな種類のギャップを味わいながら。
週末のLive会場では過去にプロデビューを経験していたり、多くの支持者を持つ魅力的なミュージシャンのステージを観に、コアでマニアックな世界に住む人々が集まって来ていた。
そんな中に紛れ込むように僕等のバンドも出演させて貰った。
その空気に飲み込まれないように、自分を見失わないように、そして何より自分達が一番いいステージを展開できると信じて、そんな無謀ではあるけど、それが最低限のマナーと言い聞かせ演奏した。
課題は数え切れない程見えてきたなぁ。
打上げで一ついい話しを聞かせて貰った。
自分の書いた曲はいい曲だろ!
って思って歌わないと来てくれた方に失礼だよねって。
改めてそうだなぁ…と。
自分でいい曲だって思えないなら世に出さなければいい。
裏側を除けば、世に出す時は覚悟しろって感じかなぁ。
覚悟を決めたらあとは他人の評価なんか気にせず突き進むだけ。
万人ウケしなくていい。
ホントにそう思わせて貰えた。
一つ確かなのは、僕等にはスタンディングのハコでお客さんを楽しませることのできる技がなさすぎた…
どうしたらいいっちゃろか…
腕を振り上げて カモーン センキュー って使い古された、どっかの誰かが散々やってる手法なんかじゃない、僕等らしい技を考えないといけない。
そう、必死に考えて準備して挑まないと。
反応を引き出せていない。
お客さんに固唾を飲ませてしまったように思う。。
相変わらず演奏中も試行錯誤してんだよね。
翌日、次男のスーツを購入しに買物へ。
長男も子供を連れてついてきた。
長男と次男が孫と手を繋いで歩く姿に何とも表現しようのない温かいものを感じていた。
次男と僕がスーツを選んでいる最中には娘が孫の相手をしてくれている。
数着試着をして濃い紺色の落ち着いたスーツを次男は選んだ。
Yシャツは僕のアドバイスで襟のデザインとマテリアルを選びネクタイを合わせる。
次男が選んだ柄と僕が選んだ柄でどちらにするか迷った挙句、僕の一言が次男に響き、僕のお勧めネクタイに決定。
最後に靴。
二つのデザインで悩んでいたので、判断材料を教えてあげると即決定。
結局、スーツもシャツもネクタイも靴も全部僕の一言が決定打になっていたことを、僕はコソッと喜んでいた。
次男達を家まで送り返し、家族3人で久々の外食を済ませて帰宅した。
この24時間の間に登場した自分の役は一体何パターンあったんだろうか…
ギャップの激しさに少々戸惑っていたけど…
心地よい疲労感はそんなこと、どうでもいいやと思わせてくれた。
ただいまチボ