2015/7/10 うどんと傘

絶対音感はないけど、だいたい音感ぐらいはあるかな…
娘が練習するピアノの音を聴きながら、勝手に未来を感じるいい朝を迎えた。
彼女はピアノ教室に通っていないし、まともに教えてくれる人も側にはいない。
自分の意思で音を探して試行錯誤している。
僕も負けずにやらないと…

昼食にうどんを食べに行ってみた、お決まりゴボウ天うどんを注文すると、突然豪雨となった。
食べ終わり店を出ようとするが雨が止む気配はない。
車まで走ってもずぶ濡れになるな…
そんな事を考えながら店の軒下で煙草を吸っていた。
1歳ほどの子供を抱えたまだ若い母親と、そのお婆ちゃんと思われるお客さんが、傘を差して車と店を往復していた。
傘が1本しかなかったようだ。
僕はその光景に特に何かの感情を抱く訳でもなく、ただぼんやりと眺めていた。
お婆ちゃんとおぼしき方が傘をたたみ店内へ入ろうとしたその時、僕に話しかけてきた。
「車まで送りましょうか?」
傘がなく佇む僕を不憫に感じたのか、見ず知らずの僕に優しさを手向けてくれた。
その後の僕の心が何事にも耐えてポジティブに振る舞えるように変化できた事は言うまでもない。

自分が世界に何が出来るか?

ありがとうございました。
名前も知らないお婆ちゃん。
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