2014/11/14 飄々

夏に行われた同窓会で友達から貰った言葉がある。

僕は小学生の頃「飄々」としていたと、何度も繰り返し言われた。

彼は酔っていたのか、何度も何度も当時の僕の印象を語ってくれた。

「飄々としていて何故か理由がハッキリしないのにモテていた」と。

また、別の友達は「いい感じで毒づいた」と今の印象を伝えてくれた。と言う事は当時僕は毒っ気のない青少年だったと言う事か？

二人の印象を合わせると当時の僕は

「真面目な飄々とした少年」だったと言った所か。

「飄々」の意味を改めて調べてみた。

考えや行動が世事や形式にとらわれないさま。

人からの批判を気にしない、あくせくしない云々。

ある意味僕の生き方や物事を捉える時の信条に近い表現なのかもしれない。

30年の月日が流れる間に僕は「毒を持ち飄々と生きる男」になれていた。

いやちょっと待て。

あの日さほど皆と深く会話ができるシュチュエーションではなかったのに、僕は友達に毒づいていたのか…

まるで自覚がない。

最も心配していた事だ。

今の僕は自覚の無いままに人に毒づいてしまうようだ。

今は亡き友がくれたCD  彼の声も入っていた。