2016/3/25 訃報はいつも突然
シギタツサワ
って名前が付いた、いわゆる紅葉を丁度去年の今頃購入して我家の庭に植えてみた。
今年もようやく芽吹きはじめ、あの綺麗な葉をまた観れると思うと心が躍る。
昨日、職場の近くにあるホームセンターにふらっと立寄り、春の花を物色していると「アオシダレ」って名前の紅葉を発見。
殆ど迷うこともなく、そいつを手に取ってレジに並んでいた。
家に持って帰ると「またーっ!」て多少トーンの高い声で叫ぶ妻を想像し、購入しなければ命を奪われていたかもしれないと想像出来るような言い訳を無駄に考えたりもした。
一昨年植えた梅の木がどうもおかしい。
多分駄目な感じ…
僕の中では既に覚悟が決まっていた。
「ここのスペースを今度はどう弄るかなぁ…」
ぼんやりと僕の無意識を支配していたそのテーマ。
そんな矢先に見つけた「アオシダレ」だった。
我家の庭に増え続ける「紅葉」。
紅葉って一言で言っても世の中には20種程存在するらしく、葉の形や色も様々なんだって。
まぁそんな押し付けがましいゴタクはどうでもいい。
一年に一本以上の紅葉が我家の庭に増えてきたけど…それは皆んな若僧ばかり。
本当は幹の太い何十年もかけて育っている、存在感のある紅葉が欲しいんだけど…
なかなか出会いがない。
職場から近くのコンビニへ続く道に、古くから建っているとおぼしき農家がある。
そこの庭先にとても立派な紅葉があって、そこを通るたびに、思わず振り返ってしまうほど目を奪われる。
近くで眺めるとこいつも芽吹きはじめている。
あの優雅な佇まいは今年も僕の目を楽しませてくれるのかなぁ。
先日知人のライブの打ち上げで知り合った方の訃報が飛び込んで来た。
あの日僕の隣で沢山楽しいお話しを聞かせていただき、江戸のライブにも来てくれるって言うてたのに…
明日が来るのは当たり前じゃないんだって。
もう色んなこと先送りする歳じゃないんだなぁって…
嫌いな事、我慢してる無駄な時間なんか何処にもないんだって…
改めて教えられた。
風はまだ冷たいけど日向ぼっこかい?