2016/3/13 布団売り

筋肉を付けようと思ったら、鍛え続けてはいけないらしい。
鍛えた後は必ず休ませる事が重要で、そのサイクルがより大きく筋肉を成長させるのだとか…

この理屈は他にも当てはまりそう。

歌声を響かせたい。
そう考えるなら大きな声を出すことではないらしい。
倍音」を使うのだとか。
喉や頭蓋骨や身体中を響かせ、声が前に出る訓練が必要。
闇雲にがなれば太い声になる訳ではないんだって。

何事も構造や仕組み、理屈を学んで取り組まないと成果は期待出来ないんだね。
ただ我武者羅にやっても人生の無駄遣いってやつらしい。

「人間として大切なのは、自分の身体を張って自分の存在を主張すること」

突き刺さるーー

僕等の音楽は聴こうとする限られた知人(所謂身内)の耳にしか届いていない…
なんだか布団売りみたい。と常々苦笑い。
この絶望的な事実を跳ね返す術を随分前から探し続けているようで、、未だ打破出来ず…
繰り返される自問自答の日々。日々。日々。
戦略的セルフマネジメントなんか全くできていない…

だから、こんな台詞はグッサリ心に突き刺さる…


なんだかんだで5年前…

早かったような、長かったような。
遥か昔のおぼろな記憶の中には、時間が解決してくれたことや、より残酷な仕打ちとなったことや。
手に負えない怒りを曖昧な扱いにすることだけは随分匠になってきたように思う。

この5年で手に入れたもの、失ったもの、そもそも最初から存在などしていなかったと気付けた事。
養った力、失った知識、其れまで強引に詰め込んでいたあれやコレやを整理整頓。
不要なものは捨て、大切なものを守る。
毎日毎日、取捨選択を繰り返してきたように思う。

振り返れば、寝返りすらままならない産まれたての赤ちゃんが、クソ生意気な反論が出来る小学生になる程時は過ぎ、生活の中では判断の基準や優先順位も変化してきた。

この5年間は辛かったのか…
どうだろう…別に
なんてことはなかったね。
もはや、この程度の事かって印象でしかない。

御誘い中のチボ
f:id:chibo-kyu:20160314180040j:image