2015/5/27 深夜の業

LIVE直前に曲のアレンジやリズムを変えてしまう悪い癖。

メンバーにとっては迷惑千万な話し。

だがしかし、会場の光景や、来て下さる方の顔をリアルに想像出来るようになると不思議とアイデアが湧いて出る。

とか、新たな刺激を受けて動機付けされたり。

そんなこんなで、いつも僕等は準備万端とはいかない。

結構な頻度で綱渡りをしている。

出来てるか？は別として、ギリギリまで自分たちのクオリティを上げる工夫を惜しまないのが礼儀かと…

そこで成長できたり、貴重な失敗を経験できたり。

それをコツコツ積み重ねると、理想郷が見えてくるかも。

などと可能な限り自分をポジティブに仕立て上げスタジオに向かう。

当然、新たなアレンジや新しい趣向をぶら下げて。 

チョイスしたギターは功を奏して音がすこぶる良い。

新しいアレンジもしっくりきた。

演出系の仕込みもいい感じに仕上がる。

ただ一点、新曲の度重なるリズム変更にベースが苦戦している。

それを悟るかのようにドラマーから珍しく御講話が始まる。

耳で感じる違和感を言葉に載せて伝える難しさ。

それを受け取る側のこれもまた難しさ。

演奏中の爪先から指先までを凝視して、改善点を探すドラマーと僕。

ほどなく時間切れとなる。

後は当日の打上げを妄想し、お客さんと楽しむだけだ。

当日は良い子でいてね