2014/12/5 硬い雪
寒かったのだろう、夜中にチボが僕を起こし布団の中に入ってきた。
そして、明け方には娘も。
更に布団の上にはキュウ。
この冬、我家では同じ布団で全員が寝ている。
キングサイズのベッドが欲しい。
娘曰く「硬い雪」らしい。
寒さに滅法弱い僕は凍えながら出勤し事務所へ到着。
寒そうにしている僕を見てパートのおばちゃんが「貴方を見ていると抱きしめて、温めてやりたくなる」と言われるが、タイプではないため勘弁して欲しいと御断りする。
ここで僕が命を掛けてやる仕事はないが、僕の存在が作用して、事態が変化することが紛れもなくある事は実感出来る。
僕だから許されている事が多くあり、この現象を羨ましく思う者や、疎ましく思う者もいる。
良くも悪くも特殊な扱いをされる事
に何も感じなくなっている。
時にそれはそれで恐ろしくなり、僕は年に一度自分に対する戒めを行う。
今年も先日戒めてきた。
腹の底から湧き上がる、例えようのない「屈辱」を味わいに行く。
途方もない劣等感の塊に変化して行く自分がわかる。
この塊は自分で壊す力を持つしかないのだと。
寒がりチボとチボ好きキュウ