2014/10/13 19号通過

一日中台風に怯えていた。
突風による飛来物が目の前に来た時、とっさの対応が出来る確率は限りなく低いだろう…
そんな事を考えてしまうほど吹き返しの風は、僕の居る建物を揺らし続け恐怖心を煽ってくる。
夕方には雲の隙間から青空が顔を覗かせ嵐の終演を期待する瞬間もあったが、突風が吹き止む気配はなく道端ではペットボトルが踊り、窓の外に見える街路樹は今にも折れそうな勢いでお辞儀を繰り返す。

職場から帰宅する頃、ようやく風の勢いもおさまり、いささか安堵を取り戻す。

所がこの風は僕の友人達が住む街へと向かって行く。
そう思うと手前勝手な安堵が腹立たしく思えてきたりと、相変わらずややこしい自分に疲れる。


僕らは宇宙の摂理に従うのみだ
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