2014/9/10 予知能力
昔の部下と酒を飲む。
彼らとは3ヶ月しか一緒に仕事をしていない、しかも当時は職務上移動する時間が多かった僕は彼らと会話をする時間も殆ど取れなかった。
しかし、未だに連絡をくれる。
彼らから人との関係を築くのは時間の長さではない事を学んだ。
あの頃僕が吐いた言葉を彼らは鮮明に記憶してくれていた。
その中の一つに、僕は彼らと出会った日に何をしに来たのか伝えたらしく「あんたを管理者にするために来た」と言ったらしい。
彼らは「会って間も無いのに俺の何もしらないくせに、こいつは何を言ってんだ」と当時思ったとの事だ。
ただ、僕には誰がリーダーで誰がリーダーでないかは話しをしなくてもわかる能力がある。
後に彼らは当然管理者になる。
そして彼らは下手くそではあるが、現在もリーダー職をまっとうし、この組織を牽引している。
その事実はココで唯一自分自身を肯定することができる材料だ。
僕は間違っていなかったと思える。
君の魂が朽ち果てて蒸発しても、何も嘆くことはない。
そいつはいずれ雨となりそこら中に降り注ぎ、この街を潤すんだよ。