2017/1/11 虚しゅうする

強い使命感を持っている
と言うことは何処に向かっているか明確に理解出来ていると言う証。
裏を返せば、強い使命感を持ちたくても、行き先が理解出来ていなければ持ちようがないと言うことかなぁ。

しかし…
リーダー的立場に立つ方の中には行き先を示さずに、「使命感を持ってやろう!」と叫んでいる方をよく見かける。
志とかビジョンはないけど、たまたま流れでリーダーになってしまった人達。
他人の言葉を都合よく使い回し、ポージングしているだけの似非リーダー。
そのチームが使命感を持つことは不可能で、一丸となることはない。
方向性の定まっていないチーチが時の経過と共に歪んで行くのは極々当たり前の現象。

太平洋のど真ん中に放流している一隻の小船。
自分達が助かると思われる方位磁石の指し示す方向には黒々と広がる雲、海が荒れているのがわかる。
立ち止まることを最善と考える者、
逆方向に進むことが望ましいと考える者、
示す荒波に向かうことを希望する者…

其々にその考えに至る理由は正しく聞こえる。

似非リーダー曰く
「とにかく頑張って船を漕ぎ始めよう…」

皆んな「頑張って」其々の思う方向に向かって漕ぐ。

さて…この小船は何処に向かって進むのかなぁ…

何処に向かって漕ぐのか示すことなく、今この瞬間のメンバーのエネルギーを無駄に消耗させ生存リスクを犯していることに気付けないリーダーは自ら船を降りるべきなんだろうね。

 

猫の上にネコ

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