2016/5/16 手に負えない性分

昨夜から降り続く雨が記憶違いではないか?
そう思わせるような夕暮れに薄っすらと浮かぶ白い月。
僕は頭を上げてそいつを眺めている。
今朝、登校間際に寝ぼけ顔で僕の話しを聞いていなかった娘のトボけた表情を思い出し微笑んでいた。

時折だらしない向上心が僕を突き上げる。

4年も冷飯食べていると暖かい御飯の味はもう思い出すことすらできない。

それを望んでいたのか?
望んでいなかったのか?

もはや、自分の意思などどうでもいいと思える。

今ある現実に不満など微塵もないし、どちらかと言えば僕にとって都合の良い時間が蔓延している。

だから敢えてココの最大の問題と向き合う。

「皆んな諦めている」って事実と。

そんなもん、仕方ない、どうしようもない、
どれを取っても全てにその理屈が見えてくる。
致命的な体質が蔓延している。

鬱陶しく思われようが関係ない。

僕の口を閉ざそうとした方の見解は間違っていたんだ。
そう確信めいたものが生まれてきた。

取り急ぎ目の前の事から取り掛かるか。

チボはチボらしく、僕も僕らしく。
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