2016/4/14 セルフプロデュース

娘が無事に入学出来た報告を妹にしてみた。
お祝いの言葉と一緒に「まだまだ先は長いから頑張らないとね…」こんな台詞がしたためられていた。

そうか、彼女は子育ての期間を「長い」と感じているのか…

僕の見解は全く違っている。

後、数年もしないうちに一緒にお風呂に入る事は二度と出来なくなるのだろう。
10年も経つと一緒に出掛ける事も著しく減って行くのだろう。
15年後にはこの家で一緒に生活しているのだろうか…
いや、僕はこの世にいるのだろうか…

そう考えると僕には時間が足りないと言う認識しかない。
あっと言う間にそんな時期がやってくるに違いない。

先はそんなに長くはない。そう感じている。

だから、仕事が終わると一目散に帰宅する。
残業なんかやってる場合じゃない。
娘が起きているうちになんとか帰り着こうと、車をかっ飛ばす。当然安全運転で。

以前、貴方は仕事も家庭も人生を二度経験しているようなものだと言われた。
確かに僕もそう思う。

それでかなぁ…
今、僕の命を注ぐ場所が何処なのかが明確にわかっている。

どちらの感じ方が正解とかじゃなくてね。

ただ、無邪気に或いは計算して相手にプレッシャーを掛け、尻を叩くような言葉は余り好みではないなと…

どうせなら
「まだまだ先は…」ではなくて、
「直ぐに大きくなるから沢山遊んであげてね」
の方が僕はどれほど愛を感じることができたんだろうって思うと…

実に残念だよ…


そう言えば最近の某SNSを時々覗くと、
食レポ、趣味、イベント、旅行、時事ネタ、宣伝…そしてCM
結局、個人の発信するTV番組を見ている気分になるのは僕だけなのかなぁ…
全部同じ写真に見えてきて、なんだかドンドン息苦しくなって行く。
僕の情報を入れる器の問題なのかもしれないけど…

ただ、極稀にこの世界に救われることがある。
その情報発信のスタンスや姿勢の正体が何なのか?未だ言葉に変換出来ていない。

それ以外は昨日も触れたけど…
僕の目には「ただ配られている物」として映ってしまう。

「届ける」を選択する者として、この世界でもセルフプロデュースのやり方を真面目に考えないといけないね。

鮮やかな赤も いいね と言ってます。
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