2016/1/21 麻痺

江戸時代なら僕の年齢だと既に死んでいる。
そう思えば身体のあちこちに歪みが出ても仕方なく、まだ生きているだけでもラッキーなのだろう。

辺りを見渡せば長寿社会の歪みを肌で感じる昨今です。
間も無く人口知能が更にこの歪みを拡大します。
快適を追及し過ぎる余りに地球の気候は大きく変化します。

「便利」に支払う代償は僕らが想像するよりも遥かに厄介な事態を生むのでしょう。

明らかに「麻痺」している僕らがしでかしてしまった事なのです。

子供の頃、寒さを凌ぐ為にストーブの正面を取り合っていた。
その程度がアナログな僕らには丁度いいのかもしれません。

これはネガティヴな思考じゃなくて、事実を客観視して事前に対処する僕の生き方。

そんな事を考えながら、娘の幼稚園の催しスケート体験学習に付き添ってみる。
リンクの中で一人黙々とスケートを習得しようとしている娘。
前回より随分上達している。
あとは体重移動のコツを自分で掴めば完璧。
特にフィギアの選手に、なんて考えてもないけど、寡黙な姿を見ているとついついリンクサイドから大声で娘に声を掛けアドバイスをしている僕がいた。

僕は何かを刻むように帰り道「一番上手やったね」と褒めてみた。