2015/10/15 電話の使い方

僕は20代の頃に今の職場で管理職になった。
初めて任された店では40名程の社員がいて、歳の順番で言うと僕は若い方から3番目だったと記憶する。
殆どが年上の先輩だった。
その頃、直属の部下としてリーダー職を任せていた、当時40代だった方が今日突然電話をくれた。
凡そ17、18年ぶりの連絡だった。

連絡をくれた理由は、その方は定年退職で今日が最後の出勤だったらしく、その事を僕に伝えたかったのだと…

僕と仕事を一緒にした事を彼は誇りに思って今も感謝していると…

そんな、身にあまる言葉をいただいた。
なんとも有難い、嬉しい電話だった。

当時若僧だった僕は、仕事上の立場とは言へ、彼らに失礼な事を多分に言ってきたと記憶している。
生意気な若僧を年配の社員の方々は、本心では快く思っていないだろう…
ずっとそう考えてきた。

しかし、そうでもなかったんだと思えた。
何かが彼には伝わっていたんだと言う事。
20年弱という長い時間がそれを裏付けてくれた。

初めて任された店でガムシャラに仕事をしていた僕を、彼が全て肯定してくれた。
大変お疲れ様でした。

ありがとうございました。

そんな清々しい気分に秋の空。
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