2015/10/14 祝 Open

ウイルスに侵されて数日。

咳が止まらず、喉は痛く声がまともに出ない。

週末歌わせて貰えるから、何としてでも治さないと…

病院へ行き薬を処方してもらい、薬局で漢方薬を購入してみたり、出来ることは一通りやってみる。

薬のせいか頭がボーっとして集中力が出ないことも手伝って、ギターを弾くことすらしんどい。

今年最大のピンチやん。

そんな極個人的な背景を引きずりながら、知人の新しくOpenしたお店へお祝いを兼ねて食事に行く。

出店場所を決める前からの構想を伺っていただけに、僕にとっても待ちに待ったOpenだった。

建物の階段を上がると先ず最初に入口にぶら下がる特注の看板が目に飛び込んでくる。

扉を開けると彼女の拘りがあちこちに散りばめられている。

そのセンスは嫌みの欠片もなく、温かくもてなす空気に僕らは一瞬にして包まれる。

僕らはカウンターに座り料理をする彼女の姿を眺めたり、店の隅々まで舐めるように見渡しながらオーダーした料理を待っている。

僕がこれまで見た事のある彼女の姿やイメージは、鍵盤を自在に操り独自の世界観をメロディーに乗せて歌う100%シンガーソングライターだっただけに、今夜の彼女の姿は新鮮且つ衝撃的なものだった。

料理の方は前評判を遥かに凌ぐ絶品。

優しい味付けが料理人の人柄と重なって更に居心地を良くしてくれた。

これからお世話になるお店が増えてしまいましたとさ。

月夜のことり