2015/10/10 親父業

娘の幼稚園最後の運動会だった。
しかも、開会式で園児代表の挨拶と言う大役を仰せつかっていた。
しかし、娘は特にその大役の事はさほど気にする様子もなく腹がすわっている。
僕等親の方が何処となく緊張気味な面持ちとなってる。

娘が気になっているのは、遊技とリレーの勝敗で、相変わらず真剣そのもの。

開会式が始まり娘の名前が呼ばれる。
娘は大きな声で「ハイ!」と返事をし、
列から出て駆け足で園長先生の前え向かう。
マイクを向けられても動じる素振りなど微塵もなく、ハッキリとした口調で元気よく挨拶をやり切った。
隣で妻は涙ぐんでいる。
僕ときたら、ビデオの前に立ちはだかる先生を交わすのに必死だった。

お父さんと一緒に行う競技に参加。
娘の友達を見ていると、どの子もお父さんと嬉しそうにじゃれている。
当然娘も僕にしがみついたり、ちょっかいかけてきたりと嬉しそう。
子供らにとって親父とはそんな存在なのだろう。

同じ様にしてあげる事の出来なかった子供達の顔が脳裏をよぎる…


運動会後、妻の姉妹や両親が我家へ来てくれて打ち上げが始まった。
娘はテンションを維持したままはしゃいでいる。
体調のおもわしくなかった僕は、アルコールが身体の中を一気に巡り、暫くして横になるとそのまま寝入ってしまったようだ。

今日一日は娘に捧げることにした。
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