2015/8/2 虜

「うだるような」と言うよりこの気温では完璧に「うだっている」。

早朝より家族を引き連れ某国営プールに向かう。
日曜日と言う事で、多くの人が肩を並べて水に浸かる光景に、自らの意思で飛び込むと言う一大事を覚悟する。
案の定、入場までに1時間以上並ばされる。
まさか、水に浸かった時の快感を最大値に引き上げる為の園側の策略なのか…
捻くれ者はこの暑さでもフル回転。

初めてプールを経験する娘は、大はしゃぎ。
水に顔を着けることに抵抗を持っていた娘も、徐々にその壁を自力で乗り越え、一定時間潜れるようにまでなった。
当然その頃には好奇心は暴走を始め、娘はH2Oの虜となっていた。

思えば僕も水に全身を委ねるのは20年振りぐらいのことだった。

昼過ぎに園を離れ帰宅する。

帰宅すると僕はソファーの上で気を失っていた。

日光を直に受け、水の抵抗の中に身を置いていたからか、さすがにクタクタになっていたようだ。

また行こうかね。
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