2015/8/1 イメージ

久々の連休をオールタイム家族と過ごす。
毎年恒例となりつつある花火大会へ向かうが娘のテンションは今一つ盛り上がりに欠けている。
おそらくは、隣のBBQが楽しそうで羨ましかったのだろう。
プラス睡魔が襲っていたようで、車に乗り込むと眠りはじめた。
会場に到着すると、日本の情緒を頑なに守ろうとする空気が、そこら中に溢れている。
所謂、夏祭りの夕暮れ。
蝉の鳴き声と張り合うかのようなテキ屋の声、食欲をそそるソースや砂糖の匂い。
段々暮れて行く空に、薄く浮かぶ白い月。
何処かのモールで購入して貰ったのであろう生地の薄い浴衣は、逆光で身体のラインが透けて写る。

夏らしい。
その感覚を同一のものにする儀式。
コトバには表現出来ない感覚を家族で一緒に味わう。

花火が打ち上がる前に会場を離れ、定番のお好み焼きを食べに行く。
食べ終わる頃にようやく花火が上がりはじめた。
やはり、見入ってしまう。
娘は耳を押さえる。

僕らの世代はこの音に悪いイメージはない。
これから先も良いイメージのままであって欲しい。

そんな事を願ってみる。
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