2015/7/28 意地悪
ファーストフードで向かい合い食事をする親子。
父親は終始スマホを眺め、幼稚園の制服を着た息子は、時々父親を眺めている。
子供達は、親がいつも自分を見ていない事を知っている。
親の関心は自分と過ごす僅かな時間よりも、他に重要な事が多くある事を突き付けられている。
それが、ゲームの得点であったり、「いいね」であったりする。
僅かな時間…
子供の微かな成長や、新しく生まれる興味、目線の先にある欲求、
恐らくこの世で最も重要で、知りたがっている情報を取得する大切な時間に、どうでもいい得点に自ら時間を費やしておきながら、彼ら親は、「なんで?どうして?」と子供を責め立てる。
情報をキャッチ出来ない親に子供は意地悪をしてしまうものだ。
大人の世界もまた然り。
ニャンコの世界はもっとシビアかな。