2015/7/18 研究成果

その昔僕が20代の頃、ある人のギターの音色に憧れて、同じ音色が期待できる安物のギターを購入した。
しかし…テクニックは勿論、
使用機材の明らかな違い。
使用しているゲージの違い。
使用しているピックの違い。
その他諸々…
似ても似つかない音しか出す事しか出来なかった。

あれから十数年の間にあの音がどうしても奏でたく、機材やギターを何度も買い換えシールドやゲージを研究し試行錯誤してきた。
その間に彼が機材を選ぶセンスと僕のセンスは不思議とシンクロしている事もしばしば。
当然意識もしていたけど、他人と思えない何かを感じていた。
「一人の熱烈なファン」と言った響きとは違うように思う。
ご本人には大変失礼だけど、勝手にライバル視していたし、師匠のように崇拝していたし、親友のように親しみを感じていた。

そんな努力の甲斐あって、最近では多少理想とする音色を奏でる事ができるまでになってきた。

そうなると今度は自分の音を作りたい欲求の方が強くなり苦戦している。

そして気がつくと…

20代の頃に購入した安物ギターと同じギターを何故か今手にしている。
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