2015/7/4 哀れな幼虫

行きたいフェスが開催される日だったけど、連日の飲み過ぎ、騒ぎすぎ、家族ほったらかし過ぎ…
諸々の罪悪感もあり積極的自粛。
仕方ないけど僕の意思。

妻がBlu-rayの中身を整理していた。
途中娘のヨチヨチ歩きの頃の映像が出て来たので一緒に眺める。

娘が可愛いとか、随分大きくなったなとか、そんな感覚を持つのは当たり前過ぎるから、僕は黙って眺める。

娘を撮るついでにチラチラ映り込む、当時サラリーマン絶頂期だった僕のヘアースタイルがありえない醜い形をしている事に驚愕する。
サイドもバックも刈上がり、フロントはオンザ…誰この人⁉︎ 

あの頃何かに押し流されるように立ち回っていた自分を、今改めて客観視すると異様な生き物に見えた。

あの頃の僕は嫌いではないけど、薄っぺらく映る今の僕がいる。

蝶々に例えるなら、僕は40数年間幼虫だったように思う。
外敵に怯え、もぞもぞ動き、時間が経てば羽ばたけると錯覚している、哀れな幼虫。
そして、ある日気付くんだ。
成虫になり羽ばたけるのは限られた者だけ。
多くは鳥の餌食になったり、踏み潰されたりが関の山。

今は多分サナギかな…

ジッと耐えて、羽ばたく場所とタイミングを計算しているのかも。
ジッと耐えていると色んな物が見えるようになる。

僕はまだ成長を止めてないんだ。

まだスッピンは見せれません。
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