2015/5/3 職人技

原曲を何度も何度も聞いてみる。
ギターの音が2つも3つも重ねて録音されている曲を1本のギターでグルーヴ感を捻り出す術を探す。
微妙なコードチェンジのタイミングが曲の優劣を決定付ける。
半拍の更に半拍のズレを重ねる事でスピード感やたたみ掛けるギターの演出を作り出す。
ストロークがUpなのかDownなのかも、非常に重要となる。
ギター1本でメロディアスなフレーズを単音で奏でると、バンドで演奏した時、明らかに音の厚みを失ってしまう。
その現象を回避する為にコードのテンションを変えて、和音と単音を使い分けてみたり。
敢えて開放弦を響かせたままで、次のフレーズへ入ることで2本分の音を駆使してみたり。

久しぶりに真面目にコピーしてみた。
身体に馴染ませるために、真夜中に同じフレーズを繰り返し弾き倒す。
暫くインターバルを置き、身体が覚えているか確認する。
頭で考えない。
頭で考えている演奏はノリと言われる最も重要な要素を台無しにしてしまう。

馴染んできたら、ヴォーカルとのバランスを考え、弦を弾く右手のストロークの強弱やミュートを研究する。

今日はこんなもんかな。

今はなきストラト
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