2015/4/25 門出

知人の結婚式に参列させていただいた。
大変ありがたいことに、現在の上司でも、同じ職場でもないがスピーチを依頼される。
若干戸惑ったけど、依頼を受けることにした。
スピーチが終わり席に戻ると、新婦の友人として参列していた当時の同僚の女性が号泣していた。
僕の話しで当時を思い出してくれたらしく、その涙は僕にとってはありがたい涙だった。

式は終始穏やかな空気が流れていた。
主役のお二人の人となりがそうさせていた。
いい披露宴だった。

お開きの後、号泣娘とお茶をする。
静かな店内で騒がしいのは僕らだけだった。
よく笑った。

帰宅後、着替えて職場の送別会に向かう。
送られる人を見ていると、僕の目には何処か寂しげに映る。
日付が変わる頃にホテルへ戻り、ベッドに倒れ込む。

披露宴では愛情たっぷりに新郎を見つめていた新婦。
送別会では旦那に愛想をつかした話しをしている主婦。

1日で女心の経年変化を目の当たりにした気分で、少し寂しさを覚える。

この眼差しを大切にして欲しい。
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