2015/3/2 捨てる勇気

晴々した気分にぴったりはまる清々しい朝。
車の中で流れるThe Band
「Northern Light Southern Cross」
が更に心の奥を刺激してくれる。

散らかった部屋に雑然と置かれ、捨てきれないでいたノスタルジックな感情。
もう見返す事もないと決め捨ててしまう。
何もなくなった部屋を今からどうデザインするかな?
と、未来をポジティブに創造しているあのワクワク感が僕を占拠している。

新しく手に入れるには、何かを手離す必要がある。
と言う誰かの言葉を全面的に信じてみる。
そして自分自身を信じてみよう。

んな事を考えながら、ポカポカ陽気の下職場の近くの公園で一人、購入してきた弁当を食べていると、遠くからギターの音色が聴こえてくる。
その音は段々近づいて来ているのがわかった。
頭を上げて辺りを見回すと、年の頃は60代の男性が一輪車にまたがりギターを弾きながら僕のいる方へ向かって来ている。
そのギターの音色はお世辞にも素晴らしいとは言えない安っぽい音で且つ、チューニングが狂っている。

しかし、彼はマイナー調のコードにリズムを付け、全く景色と同調していない色を放ち、異様な存在感を示していた。

こうなりたい!
などとは微塵も思わないが、潔さは見習う事ができる。カモしれません。

ランチタイムの絶景より
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