2015 元旦 BINGO

今年の元旦は妻の両親達を我家へ迎え、細やかに新年を祝ってみる。

娘と一緒にリビングを片付けている間、窓の外には雪がちらついている。

全国的な寒波の予報は概ねあたり、

積もるほどの雪ではないが、風が強く外に出ると耳が痛い。

皆んなでビンゴをやりたいと言う娘の希望を叶えるべく、近所のショッピングモールへ景品を仕入れに行き、適当に福袋を手に入れ速やかに撤収。

日が落ち始める頃パラパラと人が集まり始め娘は上機嫌。

皆んなのお腹も満たし、アルコールがいい具合に回ってきたので、娘念願のビンゴ大会が幕を開ける。

昨夜よりビンゴマシーンの扱いと数字を読む声出しのリハを念入りに行っていた娘は、期待を遥かに超えるパフォーマンスを発揮した。

其々がリーチとなり立ち上がる。

所が娘のカードだけがリーチにすらない。

段々と不安な面持ちになる娘…

時間が進むと「ビンゴ！」の声が家中に響きわたる。

全員に景品の引換券が行き渡り、番号を読み上げる。

ここで問題勃発。

娘が狙っていた景品を妻が当ててしまった…

次の瞬間娘は目に涙を溜め僕を見つめる。

当然その涙に僕等はかなうはずもなく、娘はお目当の景品を手にする。

ほどなく宴は終焉となり我家の正月は過ぎて行きましたとさ。

寒いね〜