2014/9/13 堅物天使

今日まで拘束に耐える事が出来たなら、明日からハッピーホリデイ突入の巻。

ふと、タバコを辞めてみることを思いつく。
特にこれと言った辞める理由もないが、吸い続ける大義も見当たらない。
強いて言えば昨日思いついた事ぐらいだ。
タバコに使っていた小遣いをギターの弦にシフトする企みが妙に気に入った。
毎日とまでは行かないにしても、定期的に弦を張り替える事が出来る環境が手に入るのは、セレブな感じでとても魅力的だ。
特にアコギは張り替えたばかりの処女弦の響きは格別だが、ケチな僕はLIVE当日しかこの響きを味わう事が出来ていないのが現状だ。
常々、弦楽器の最も美しい響きとは、楽器本来の持つ魅力を最大限に引き出せた時に味わえると考えている。
所が僕は処女弦の響きが良い事がわかっておきながらも、大半の時間はそうではないサビた弦の音ばかりを自分の耳に聴かせている。
これでは良い音の何たるかはいつ迄経っても理解出来るはずはない。

致命的な誤りを犯しているのかもしれない。

この企みは身体的健康を手に入れること以上に、僕の生活に大きな変化を予感させる。

そんな事を考え昼食にチャンポンを食べた後、食後の一服と言う大きな山に出くわす。ああ苦しい…
悪魔は囁く。
「煙草を辞めなくても、週1間隔で弦を変えればいいんじゃないの?」

それもそうだ。
と誘惑に負ける自分を肯定することが得意な僕は悪魔の提案に賛同しようとする。
「確かに週1間隔なら本数減らすだけでいいよね!」

そして悪魔嫌いの堅物天使が怒り狂う。
「アホ!どっちかハッキリせんかい!」

今回は堅物天使の勢いにビビった僕は食後の一服と言う高くそびえる山を無事に越える事が出来た。

しかし、まだまだ険しい山が行く手に阻んでいる。


ココの空は綺麗。
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